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「愛・地球博」トヨタグループ館の電力をまかなう風力発電機が始動

トヨタグループは3月24日、愛知県田原市に風力発電機の設置を完了し、発電を開始したと発表した。

同発電機は、2005年3月から開催される日本国際博覧会「愛・地球博」で、トヨタグループ館が消費する電力をまかなう。具体的には、トヨタ自動車、アイシン精機、デンソー、ダイハツ工業など、同グループ17社の展示に必要な全電力を供給する予定。

発電機はデンマークのVestas Wind Systems A/S製。発電能力は1980kWで、年間発電量は500万kWh。これは一般家庭約1600世帯分の年間消費電力量に相当する。運営は、豊田通商の100%子会社であるウインドテック田原が担当する。

実際の送受電は、発電した電力をいったん中部電力へ売り、名古屋東部丘陵にある会場で、あらためて中部電力から受電するという仕組み。博覧会終了後は、地域のエネルギー・インフラとして発電を続け、CO2発生の低減に寄与したい考え。

同博覧会のテーマは「自然の叡智」。だが開催による交通量の増加や、会場の整備がもたらす自然破壊、開催後に出る廃棄物といった問題を巡って、環境保護などを求める地域住民の一部と、主催する博覧会協会側との間に摩擦が起きている。
(nikkeibp.jpより)
by 00mt082 | 2004-03-26 02:06 | 環境ニュース
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