落雷対策で初の月間発電量を達成 伊根、太鼓山風力発電所

毎冬、激しい落雷に見舞われ故障続きだった京都府の太鼓山風力発電所(伊根町)の風車6基が、落雷対策の成果で、今シーズンは1度も故障せずに稼働し、2月には昨年同月の5倍以上となる初の月間発電量100万キロワット時を達成した。府公営企業課は「実績が上向いてきた。今年は年間を通して結果を出したい」と意気込んでいる。
 丹後半島の太鼓山(標高600メートル)付近では、冬の丹後地方特有の雷が風車に落ち、羽根を制御するコンピューターが故障し、発電できなくなるトラブルが頻発。特に昨シーズンは、半分の三基が動かなくなった。
 このため府は昨年12月、9800万円をかけて雷雲の接近方向である太鼓山北西に避雷塔(高さ104メートル)を立てた。また、風車に落雷しても被害を食い止める「耐雷トランス」を設置。今年2月末までに21回落雷があったが、14回を避雷塔が吸収し、風車に落雷した場合も運転に影響しなかった。
 その結果、発電量は、12月は66万キロワット時(前年同月48・4万キロワット時)、1月は94・3万キロワット時(同38・8万キロワット時)、2月は105・2万キロワット時(同20・1万キロワット時)と、前年実績を大幅に上回った。
 公営企業課は「いい風が吹いたせいもあるが、工夫を重ねた成果だと思う。次は夏の雷が心配」と気をもみながらも、自信を深めている。
 太鼓山風力発電所は、地球温暖化防止に率先して取り組もうと、府が2001年11月、15億円かけて太鼓山の頂上付近に発電能力750キロワットの風車六基(高さ75メートル)を建設した。2300世帯の消費電力に相当する年間850万キロワット時を発電でき、二酸化炭素5900トンの削減効果が見込まれている。(京都新聞)
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by 00mt082 | 2004-03-28 00:24 | 環境ニュース
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