周辺の渋滞緩和でCO2削減/秋田南バイパス

国土交通省秋田河川国道事務所は2日、昨年3月に開通した国道7号秋田南バイパス(秋田市下浜桂根―同川尻町字大川反の臨海十字路)の環境への影響調査(試算)の結果をまとめた。周辺道路の渋滞緩和による自動車排出ガス(CO2)の削減がみられた。また臨海大橋付近で営巣するサギ類への影響はほとんどなかった。

 調査は、14年9月と昨年4月に、旧国道7号の茨島、若葉町、臨海十字路、蛭根(いずれも秋田市)の4交差点で行った渋滞状況調査などを基に、バイパスの整備効果を環境の観点から分析、試算した。

 バイパス開通により、旧国道7号など既存道の交通量が減り、渋滞が緩和され自動車の平均走行速度が向上したことでCO2が減った。削減量は下浜から蛭根交差点までの旧国道7号と南バイパスに周辺道路を含めた区域で、年間6400トンとの試算。ガソリンに換算すると年間1600キロリットル分の節約。

 はまなすトンネルの照明や臨海大橋のロードヒーティングを目的とした風力発電の1年間の発電量は96・7万キロワット。当初の予想を上回り、一般家庭約290世帯の1年分を賄う計算。同じ電力を石炭火力で発電した場合に排出されるCO2は891トンに上るという。

 旧国道7号新屋扇町では交通量が約10%減少。中でも大型車の交通量は40%減った。このため騒音は日中で4デシベル、夜間で2デシベル低下した。

 同事務所は、バイパス施工中に際し、臨海大橋付近に集団営巣するアオサギなどとの共存を試みている。繁殖期はコロニー付近の工事を避けたり、騒音を抑えたりした結果、開通後も営巣数に大幅な変化は見られないとしている。
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by 00mt082 | 2004-04-04 01:17 | 環境ニュース
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