敦賀火電、木片燃料に発電試験 CO2削減見込む--24日から6月中旬 /福井

北陸電力は7日、福井県敦賀市泉の敦賀火力発電所2号機(出力70万キロワット)で、製材過程で出る樹皮や木片を燃料として活用する発電試験を24日から6月中旬までの間に15日間実施すると発表した。化石燃料に頼らない新エネルギーとして注目されるバイオマス(生物資源エネルギー)の一つ「木質バイオマス」利用の試みで、四国電力西条発電所に次ぎ、国内2例目となる。
 計画では、同市近郊の製材所などから出るチップ状の木片などを購入。通常燃料の石炭に混合した後、微粉炭機で粉末状にしてボイラーに投入して混焼する。混合率は重量比で3%を目標としており、期間中、約700トンを使用する。
 同電力では混合率1%で運転し続けた場合、年間で約6000トンの石炭が削減でき、約1万4000トンのCO2削減につながると見込んでいる。しかし、「今回は技術的に可能かどうかの検証」で、実用化には燃料コストや安定調達の課題がクリアされる必要がある。
 各電力会社がバイオマス研究に熱心な背景には、昨年4月施行の「新エネルギー利用等の促進に関する特別措置法」(RPS法)で、新エネルギーによる発電が義務付けられたことがある。毎年、経済産業省から各社への割り当て発電量をこなさなければならない。まだ、各社とも本格的な実用化の見通しまでは立っていないのが現状といえる。【兵頭和行】(毎日新聞)
[5月8日19時32分更新]
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by 00mt082 | 2004-05-10 00:22 | 環境ニュース
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