バイオマス発電、プラント起動--高千穂牧場 /宮崎

◇家畜排せつ物を発酵
 都城市吉之元町の観光牧場「高千穂牧場」で28日、家畜排せつ物から発生するバイオガスを利用して発電する「バイオマスプラント」が起動した。これまで家畜排せつ物はたい肥などとして使われていたが、窒素分の流出による地下水汚染など環境への負荷が大きかった。プラントは新たな循環型のエネルギーシステムとして注目される。
 「バイオマス」とは、生ゴミなども含む有機性廃棄物の意味。「バイオマスプラント」では家畜排せつ物を約20日間かけてメタン菌で発酵させ、発生したメタンガスから硫化水素を取り除き発電機の燃料とする。処理後の排せつ物は液体肥料となり、においはほとんどなく窒素分も流出しにくいという。
 高千穂牧場では、乳牛約100頭などから出る1日5・2トンの排せつ物をバイオマスプラントで処理する。1日当たり360キロワットの発電が可能で、使用電力の6割を賄えるという。総事業費は1億3500万円。この日、関係者ら約50人が出席して起動式があった。
 牧場の瀬井往男・工務係長は「家畜排せつ物はイメージが良くないが、電気も作れるエネルギーだということを牧場に来るお客さんに示したい」と話している。【桐山友一】

7月29日朝刊 (毎日新聞)
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by 00mt082 | 2004-07-31 00:27 | 環境ニュース
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