2004年 04月 02日 ( 2 )

原発延期で二酸化炭素排出増加 環境省が計算

環境省は、原子力発電所の建設計画が凍結・延期される影響で、国内の二酸化炭素(CO2)排出量が2010年度時点で年間2000万-3000万トン増加するとの試算をまとめ、2日の中央環境審議会地球環境部会に報告した。
 京都議定書が定めた1990年比6%削減の目標達成は一段と難しくなった。原発頼みの対策の弱点が浮き彫りになった形で、国の地球温暖化対策推進大綱は大幅な見直しを迫られる。
 大綱は、10年度までに原発を10-13基建設するのを前提に、目標達成に必要な1億6500万トン分の削減策を挙げている。 だが電力各社が先月まとめた供給計画では、同年度までに運転できるのは、既に運転開始している東北電力女川3号機と、北海道電力の泊3号機、東北電力の東通1号機、東京電力の福島第17号機、中部電力の浜岡5号機、北陸電力の志賀2号機の計6基の見通し。(共同通信)
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by 00mt082 | 2004-04-02 23:21 | 環境ニュース

[言わせて]豊かな自然と資源 「環境先進観光都市」に=楠見博さん /宮崎

宮崎県の気候は年平均気温が17度、年間降水量が2435ミリと温暖多雨で、日照時間も2103時間(全国3位)と恵まれ、さまざまな動植物の成長に適した自然条件を有しています。
 未利用の資源として、農水産業分野では生産過程で排出される残渣(ざんさ)や家畜のふん尿があります。林業分野では間伐されない間伐材、山に放置された間伐材、製材過程の廃材。生活分野では生ゴミ、下水汚泥など大量の有機物や有用資源が、ゴミとして焼却や埋め立てによって最終処分されたり、放置されています。この未使用の有機物を資源として利用するバイオマス循環型システムを考えることは、21世紀の本県に課せられた重要問題です。
 現在、県は国に「天然ガス利用促進特区」申請をしています。認められれば宮崎の地下に埋蔵されている日本有数の約280億立方メートルの天然ガスの利用が可能となり、これに伴う天然ガス及び水素に関連した産業振興が期待できます。日向灘海底にはメタンを主成分とするシャーベット状の「メタンハイドレート」が豊富に埋蔵されており、この利用も大いに期待できます。
 石油に代わって水素をエネルギー源とする「水素社会」が、2010年にも到来すると期待されています。バイオガスプラントによって地上の有機性廃棄物などからメタンと水素を作れます。地下の天然ガスなどからもたくさんの水素を取り出せます。
 この地上と地下の資源を有効利用し、燃料電池などのクリーンエネルギーを積極的に導入すれば、世界に先駆けた地球温暖化防止策を実現できます。その結果、宮崎は世界から脚光を浴び、21世紀の新たな「環境先進観光都市」になります。それは観光関係のみならず、広く各産業、地域経済の発展にも大きく寄与することでしょう。宮崎だからこそできる構想を、次回から提言していきます。(宮崎市在住)
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by 00mt082 | 2004-04-02 01:31 | 環境ニュース